住宅を探す際には、「価格・家賃」、「ロケーション」そして、「広さ・間取り」が主な基準として挙げられます。金額やロケーションは一目で明らかですが広さや間取りについては、わかりずらいと思っている方が少なくないのではないでしょうか。ここでは、住宅の間取りで良く目にする「LDK」と「DK」について、解説します。
「L」は「Living Room(リビングルーム/居間)」、「D」は「Dining Room(ダイニングルーム/食堂)」、「K」は「Kitchen(キッチン/台所)」のことです。LDKは居間、食堂、台所、DKは食堂と台所の機能を兼ね備えた一つの部屋を指します。ちなみに、LDKもDKも和製英語で、日本で使われている不動産用語です。海外では住居に居間、食堂、台所の機能が備わっているのが当たり前のため、わざわざLDKとは言わないようです。
「LDK」は先に述べた通り、「リビングルーム」「ダイニングルーム」「キッチン」の機能が1室に備わった部屋のことです。「エル・ディー・ケー」または「リビングダイニングキッチン」とも言われています。
「DK」も先に述べた通り、「ダイニングルーム」「キッチン」の機能が併用された1室のことで、「ディー・ケー」または「ダイニングキッチン」と言います。LDKに比べるとリビングルームがない分、狭い部屋になります。DK、LDKそれぞれの広さの具体的な基準となる定義の違いについては、次項で解説していきます。
LDKとDKの違いは、リビングルームやダイニングルームとして確保できる「広さ」の違いです。その広さの違いは、寝室や子ども部屋などにあたる居室の部屋数によって、LDKまたはDKに区別されます。なお、建築基準法で定める採光や、通風などの要件を満たさない部屋は居室として認められず、そのような部屋は納戸と言います。
不動産会社などがLDKまたはDKと間取りの表記をする際には、以下の最低限必要な広さの目安が、平成23年11月に公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会により指導基準として定められました。LDKとDKの広さの目安は畳の数で設定され、一畳当たりの広さは1.62平方メートル以上と規定されています。
居室数 | LDK | DK |
---|---|---|
1部屋 | 8畳 | 4.5畳 |
2部屋以上 | 10畳以上 | 6畳以上 |
居室が1部屋の場合、キッチンがある部屋の広さが4.5畳以上8畳未満の家を1DKと表記し、キッチンがある部屋の広さが8畳以上では1LDKと表記することができます。また居室が2部屋以上の家の場合には、キッチンがある部屋の広さが6畳以上10畳未満で2DKとし、10畳以上の広さであれば2LDKとなります。
指導基準が定められた平成23年以前は、各不動産会社が独自の広さの基準でLDKやDK表記を行っていたこともあり、同じDKでも広さが異なることがありました。正式な広さの基準が決まり数値化されたことにより、従来以上にLDKまたはDKなのか、イメージを膨らませやすくなりました。ただし、この広さの基準は、義務化されていないため、不動産会社によっては以前の独自の基準で表記をしている可能性もあります。部屋の広さを確実に知りたい場合には、担当者から詳しく聞いたり、実際に物件に足を運んだりすることが大切です。
テレビを見たり、本を読んだり、スマホをいじったりなど、くつろぐ時間を寝室ではなく、広々としたスペースで過ごしたいという人にはリビングルームがあるLDKがおすすめです。食事をするためのダイニングテーブルセットに加えて、リビングルームにはソファーやテレビなど置くことができるため、くつろげる空間を確保できます。
家具や物が多い人はDKよりLDKの方が良いでしょう。先にも解説した通り、LDKの方がDKより広いので、たくさんの家具や物を置くことができます。例えばスタンド型の照明器具を置いたり、書籍類が多い場合は、本棚を置いたりなどLDKであればそれらを置く場所を確保できます。
例えば、賃貸で言うと、1LDKの方が1DKよりも平均家賃が高めに設定されているのが一般的です。部屋の広さを優先させて、家賃を多く払っても構わないという人にはLDKがおすすめです。
自分も含めて3~4人のファミリー全員でくつろげるスペースを確保したい人はLDKがおすすめです。家族全員で過ごす団らんの時間を大切にするためにはDKよりもLDKの方が良いでしょう。
LDKがおすすめな人の解説でも述べたように、賃貸の場合、DKの家賃方がLDKに比べて一般的に低い傾向にあります。家賃を抑えたい人にはLDKよりもDKが良いでしょう。
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今まで解説してきた通り、DKはLDKと比べると部屋の広さが狭いので、家具や物が少ない人におすすめです。必要以上に物を持たない生活、シンプルライフを心がけている人にもDKは家賃も節約できて良いかもしれません。
寝室と食事をする部屋は別々にしたいけど、リビングルームでゆったりくつろぐまでの広さを求めていないという人はDKで良いでしょう。部屋が広ければその分光熱費もかかります。必要最低限の部屋の広さでいいという人にはDKをすすめします。
繰り返しになりますが、DKはLDKに比べると狭いです。しかし、寝室が1部屋の場合、DKは4.5畳以上8畳未満の広さはあるので一人暮らしやカップルには十分なスペースと言えます。一人暮らしやカップルで住む予定で、家賃を抑えて食事スペースと寝室だけは分けたいという人にはDKがピッタリです。
LDKとDK、それぞれキッチンと食事をするスペースはあります。違いは食事以外のくつろぐ空間があるかどうかです。寝室と食事をする部屋を分けるだけで良ければDKで十分ですし、テレビを見たり、本を読んだり、くつろげるスペースが欲しい場合はLDKを選ぶのが良いでしょう。
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